信用金庫とはどんな組織?

組織形態

昭和26年に制定された信用金庫法を基に設立された非営利法人

信用金庫は、地域の中小企業や住民が会員(出資者)となり地域の繁栄を図る、相互扶助の理念に基づく協同組織の金融機関。

主な取引先も地域の中小企業や住民。

営業エリアも限定されており、一般的には都道府県内程度となっている事が多い。

※複数の県を営業エリアに持つ信用金庫もあります。

利益第一主義ではなく、地域社会の利益が優先される組織。

テレビドラマ等でも描かれているように、儲ける事を最優先にしない中小企業の味方といったイメージ。

ですが….。

当然、きれいごとばかりではありません。

貸出すお金は、信用金庫のお金では無く、

地域住民や企業のお金なので、大切に運用(貸出し)する必要があるのです….。

利用できる金融サービス

信用金庫は、銀行や信託銀行等と同じ金融機関の一種で、預金や融資、振込といった金融サービスを提供する組織。

お金を借りたり、預けたり

振込や税金の支払いといった事項については銀行と特に違いはありませんが、

一定額以上のお金を借りる為には、出資金を持つ必要がある等違いもあります。

出資金とは、信用金庫の会員になる為に必要なお金で株式のようなイメージです。

出資金を持った信用金庫の営業成績により配当が有り、定期預金等と比べて

高い配当金を貰えるのが一般的。

※業績が悪いと配当が無い事がある。信用金庫が破綻すると預金のような保証が無い事に注意は必要。

又、株式と違い市場での売買ができないので、換金に時間がかかる。

利便性

信用金庫は都市部の大型信金を除き、規模はそれほど大きくありません。

営業エリアも限られており、都道府県を跨いで店舗を構える信金も少ない事から

旅行や出先で取引のある信用金庫が無い!

事はよくある話なのですが、

信用金庫同士で提携しお互いのATMを利用できるサービスを展開しています。

それが 「しんきんゼロネットサービス」

※最新の利用可能時間は確認の上利用してください。

このサービスを利用すれば国内約2万台のATMを利用可能になります。

まとめ

信用金庫の業務内容は銀行と殆ど変わらず、地域の皆で運営するというイメージ。

1つ1つは小さいが、営業エリアが決められている事から、エリア外の信用金庫同士はライバルでは無く仲間に近い。

余談ですが、エリア外の信用金庫の職員がヌカジの働く支店に「道に迷ったので教えてほしい」と来た際は支店皆で優しく教えてあげた事がありました。

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